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コミパルシリーズ比較(画像多数)


コミパル揃い踏み
(写真左から、MT−200、ブラウザボード、MT−300)

各モデル一覧表

型番定価通信SSL認証ユーザーメモリ
MT-20038800円パールホワイト各社デジタル携帯なし1.45MB
MT-200A38800円コスミックブルー各社デジタル携帯なし1.45MB
MT-200SA38800円コスミックブルー各社デジタル携帯あり1.45MB
MT-200SV38800円フレッシュバイオレット(内側ホワイト)各社デジタル携帯あり1.45MB
ブラウザボード37000円ブルー&シルバーツートンDoCoMo携帯(携帯ケーブル別売)・DoCoMoPHS(PHSケーブル別売)あり3.4MB
MT-300D38800円ハニーオレンジ(内側ホワイト)各社デジタル携帯・各社PHS(PHSケーブル別売)あり1.45MB
MT-300S38800円プラチナシルバー(内側ホワイト)各社デジタル携帯・各社PHS(PHSケーブル別売)あり1.45MB
MT-300C-A38800円プラネットブルーcdmaOne・各社PHS(PHSケーブル別売)(各社デジタル携帯、ドッチーモは使用不可)あり1.45MB


筐体の大きさ

どの機種も、ほぼ同じ大きさ、重さとなっています。

コミパルの側面(上からMT-300S、ブラウザボード、MT-200)
ブラウザボードとMT-300には、ストラップ取りつけ用の穴があります。
コミパル左側面図 コミパル右側面図

コミパルの前面・背面(上からMT-300S、ブラウザボード、MT-200)
コミパル前面図 コミパル背面図


コミパルの上面(左からMT-200、ブラウザボード、MT-300S)
MT-300は手前が丸い形状となっています。
コミパル上面図

コミパルの裏面(左からMT-200、ブラウザボード、MT-300S)
携帯電話接続用ケーブルはすべて裏面に収納されています。
コミパル裏面図


キーボード配列

MT-200シリーズと、ブラウザボードと、MT-300では、それぞれキーボード配列が微妙に異なります。
MT-200キーボードMT-200キーボード ブラウザボードキーボードブラウザボードキーボード
MT-300キーボードMT-300キーボード
大きさにしてはとてもゆったりとしたキーピッチという長所は共通です。


各モデルの違いで目立つものとしては、メニューキーの位置が大きく変わっています。
MT-200はキーボード左下、ブラウザボードはキーボード左上、MT-300はタッチパネルとなっています。
MT-200キーボード ブラウザボードキーボード MT-300キーボード


ブラウザボードの場合、慣れるまで後退キーの位置が気になるかもしれません。
MT-200とMT-300はキーボード右上で一般的な配置に近いですが、ブラウザボードは少し内側に寄って「9」キーと「0」キーの上の位置となっています。
MT-200キーボード ブラウザボードキーボード MT-300キーボード


接続できる携帯電話

概要としては、以下の表の通りです。
型番MT-200/200A/200SA/200SVブラウザボードMT-300D/300SMT-300C-A
DoCoMoのデジタル携帯(PDC)9,600bps通信機能のあるもの〇(ケーブル別売)×
各社デジタル携帯(PDC)9,600bps通信機能のあるもの通信保証なし×
iモード端末〇(ケーブル別売)×
ドッチーモ×(PHS通信不可)〇(ケーブル別売)×
cdmaOne×××
DoCoMoのPIAFS32k,64k通信機能のあるPHS×〇(ケーブル別売)〇(ケーブル別売)〇(ケーブル別売)
DDIポケットのαDATA32機能のあるPHS、H"(エッジ)××〇(ケーブル別売)〇(ケーブル別売)
アステルのPIAFS通信機能のあるPHS×保証なし〇(ケーブル別売)〇(ケーブル別売)

実際には、個々の携帯電話端末のモデルによって通信ができない場合があります。
たとえばDoCoMoの611Sは64kでPIAFS通信ができますが、PCカード一体型でコネクタがないため、コミパルに接続して通信することはできません。
通常どおりのコネクタがある機種でも、DoCoMoのMOEM-Dなどは例外的にコミパルと接続して通信ができません。
ザウルスなどでも使えないらしいです。販売店で聞いたところ以下の機種のようです。
携帯電話会社使えない機種
DoCoMo携帯電話デジタルムーバF II HYPER
デジタルムーバN202 HYPER
デジタルムーバN152 HYPER
DoCoMo NOKIA NM101/NM201/NM151/NM152
モバイルF
Moem-D
J-PHONE携帯電話
DP-173
タイプT2
タイプNM
ツーカー携帯電話TH362
IDO携帯電話501G
DDI携帯電話HD-40T/HD-50T
IDO/セルラーcdmaOne全機種

ブラウザボードにDoCoMo以外の各社デジタル携帯電話や、アステルのPHSを接続して通信は可能なようですけれど、もちろんメーカーの保証はないのでつながらなくても文句は言えません。ブラウザボードでDDIポケットのPHS(エッジなど)は、ケーブルもなく(実はコネクタはザウルス互換なのですけれど)ドライバもないので、通信はできません。
DDIポケットユーザーはブラウザボードを買っても通信できないので、MT-300を選びましょう。

cdmaOneは、99年12月に発売になったMT-300C-Aのみが対応しています。MT-300C-AはDoCoMoなどの通常のデジタル携帯電話やiMode、ドッチーモは接続できません。
DDIポケットのPHSは、PIAFSによる接続のみとなっており、αDATA通信機能があってコネクタがあっても通信できません。αDATA32のPIAFS32k接続のみとなっています。
DoCoMoとアステルのPHSのコネクタの形は共通です。

10円メールはDoCoMo専用サービスのため、機種のいかんを問わず、DoCoMoの回線でなければ使うことはできません。
現在のところ、コミパルはパケット通信方式に対応していません。接続時間単位で回線課金がかかる方式での通信のみです。

シャープでの動作確認は、MT-200動作確認リスト(旧)と、MT-300の動作確認リストが発表されています。
動作確認リストは古い情報のため、 MT-200の新しいリストや、 MT-300の新しいリストがあります。


携帯電話接続用ケーブル

ブラウザボードとMT-300は、接続用ケーブルを取りかえることで携帯とPHSの両方に対応しています。

MT-200シリーズは接続用ケーブルは作り付けで交換ができません。
MT-200ケーブル

ブラウザボードは簡単に交換可能になっています。
ブラウザボードケーブル取りつけ場所

MT-300については、ネジ止めされており、交換にはドライバーが必要です。
ネジ止めなので、そう頻繁に交換することは想定されていないようです。
これは携帯とPHSの両方で利用したい場合には困りますね。
MT-300ケーブル取りつけ場所

必要なケーブルは以下の表の通りです。
機種デジタル携帯電話cdmaOneDoCoMo・アステルPHSDDIポケットPHS、H"(エッジ)
ブラウザボード別売携帯・ドッチーモ用ケーブル×(接続不可)別売PHS用ケーブル×(接続不可)
MT-300D/S標準装備ケーブル×(接続不可)別売DoCoMo・アステルPHS用ケーブル別売DDIポケットPHS用ケーブル
MT-300C-A×(接続不可)標準装備ケーブル別売DoCoMo・アステルPHS用ケーブル別売DDIポケットPHS用ケーブル

ただし、ブラウザボード用ケーブルとMT-300用ケーブルはコミパルに取りつける側のコネクタの形が全く異なるため、流用することができません。


内蔵ソフト

内蔵ソフトについては、ザウルスの系譜をそのまま受け継ぐもので、大変良くできています。

MT-200の初期メニュー。
画面クリップ

ブラウザボードのメニューは二画面です。
画面クリップ 画面クリップ

MT-300の初期メニュー。
コミパルの液晶は全機種320×240ドットのモノクロ16階調ですが、現在販売されているMT-300D/300Sの液晶は従来に比べて改善されたのか、よく比べて見るとキレの良いクッキリ感の増した液晶になっています。
画面クリップ



内蔵ソフトの内容は、MT-200シリーズもブラウザボードもMT-300シリーズも、基本的にはほぼ同じです。

強いて言うと、MOREソフトに若干の違いがあります。
MOREソフト/ソフトBOXMT-200シリーズブラウザボードMT-300シリーズ
10円メールホットキーに独立
インターネット接続設定アシスト
ワープロ×
PokerBlackJack××
クロンダイク××
ユーザー登録××


また、MT-300では、メール一覧で、メルパルBOXの設定ができるようになりました。
特定の友人達のメールアドレスを登録して、そのグループの分のメールだけ、他と区別して一覧表示できます。
画面クリップ


付属タッチペン

MT-200シリーズとブラウザボードに付属しているペンは同じものですけれど、MT-300シリーズ付属のペンは、長さと太さが微妙に異なっています。
紛失して、シャープの修理窓口にタッチペンを注文するときは、本体の型番を間違えずに伝えるようにしましょう。

MT-200とブラウザボードは、昔ながらのPIシリーズザウルスと同じ大きさのペンです。
色が黒くてもよければ、シャープシステムサービス株式会社の「手書き入力タッチペン軟タイプ」500円(型番OZ203P1)や、同シリーズの堅タイプ軟タイプ2本セットなどの市販品がそのまま使えます。
色が白いものは、シャープの部品として注文します。MT-200やブラウザボードなら、秋葉原のミナミ無線の1階店頭で360円で見かけたこともあります。「流通コード521 649 0007部品名ペン」となっていました。
MT-300シリーズはわずかに大きさが違うので市販品がありません。
シャープのサービス窓口に、MT-300用のペンを部品注文してください。

タッチペン比較
写真左から、MT-300、ブラウザボード、MT-200のタッチペン。


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文市(あやち)=青野宣昭 Email: [email protected]